こんにちは。
実は先週、香港に来ました。
新年真っただ中の香港は、
街中が新年の装飾でとても華やかです。

香港国際空港で見かけた琿春
さて、今日は
就嚟失傳嘅香港嘢(消えゆく香港の色々)
同香港人傾咗d乜嘢(香港人と話したこと)
と題して、
先日香港で出会った、
送石油氣嘅師傅(ガスタンクを運ぶ人々)
のお話をシェアしたいと思います。
先日、
街で街並みの写真を撮っていたところ、
青い作業服を着た師傅が
(師傅=職人などに対する敬称)
「估唔到旺角有十二樓唐樓喎!」
「旺角に12階建ての唐樓があったんだぜ!」と、
話しかけてきました。
「唐樓」というのは、
古い低層住宅のことで、
低層住宅のため、
通常エレベーターがついていません。
彼こそがガスタンクを運ぶ師傅で、
つい先ほど、
12階建ての唐樓の家庭まで
ガスタンクを2本担いで届けてきたというのです。
12階建ての唐樓!
私も初めて聞きました。
どこにあったか聞くと、
「前面嘅白色嗰棟呀!」
「あの前の白い建物だよ!」
と、興奮気味に教えてくれました。

ガスタンク
この付近に拠点があり、
そこからトラックや自転車で
ガスを使っている各店舗や家庭に届けるそうです。


ガスタンクを乗せた自転車
香港は人や車が多く、
細い道も多いので、
拠点から比較的近くの場所に届ける場合は
自転車で運ぶのだそうです。

このように運んでいく
写真を撮っても良いか聞くと、
「唔好啦,好怕醜呀!」
「やめてくれ、恥ずかしいよ!」
と言いつつも、後姿を撮らせてくれました。
驚いたことに、
後ろの荷台に乗せたガスタンクは
紐で固定したりせず、
そのまま乗せて運んでいたのです。
なんだか危ない気がしますが、
経験のある師傅なら
落としてしまうことはないそうです。

次の現場に颯爽と向かう師傅
とても疲れた様子でしたが、
この仕事に誇りを持っている。
彼の晴れやかな表情から、
そのように伝わってきました。
新年を直前に控えた香港を、
自転車で奔走する師傅。
沢山の香港人の生活を支えている、
そんな師傅と交流ができて
とても嬉しかったです。
この「送石油氣」の仕事について、
紹介しているビデオがあります。
MM|實試深水埗踩單車送石油氣 挑戰揹27.2kg石油氣罐上唐6樓!新入行花3個月學踩鳳凰牌單車 最重石油氣達49kg!入行15年師傅送上唐9…
このビデオによると、
ガスタンクを使う店や家庭は
以前に比べて減少しているようで、
ガスタンクを運ぶ人々も
いずれは見かけなくなってしまうかもしれない
ということです。
昨今、香港では
様々な古き良き文化が失われつつあります。
時代の変化とともに
昔のものが消えていくのは
どうしようもないことですが、
以前の香港には
こんなものがあったんだ、
こんな人たちがいたんだ、
そのことを記録しておきたく、
今回ご紹介するに至りました。
みなさんも、
次回香港に行かれた際には
ぜひ彼らの姿を注意して見てみてください😄
それでは今日はこの辺で👋

